後払い決済は便利な決済方法ですが、ついつい使いすぎてしまうことも。
その結果、大量の借金を抱えてしまって困ってしまう方は多いです。
気がついたら多額の借金を抱えてしまって「これからどうして生活していこう…」と不安に押しつぶされそうな方もいるのではないでしょうか。
そんなあなたに後払い決済の債務整理を含む3つの対処法をご紹介します。
後払い決済の借金をどうすべきか悩んでいる方は参考にしてみてください。
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便利な後払い決済(BNPL)とは?借金につながる理由

後払い決済(BNPL)とは、商品やサービスを受け取った後に代金を支払う決済方法です。
従来のクレジットカードとは異なり、利用開始時の審査が不要な場合が多く、自分のメールアドレスや電話番号の認証だけで手軽に利用開始できる点が魅力となっています。
| 比較項目 | 後払い決済 | クレジットカード | 前払いキャッシュレス |
| 支払タイミング | 後払い | 後払い | 前払い |
| 審査 | 簡易(または不要) | 必要 | 不要 |
| 利用限度額 | あり
※5〜10万円前後 |
信用に基づく金額
※10万円〜 |
チャージした金額 |
| 分割払いの可否 | 可 | 可 | 不可 |
| 特徴 | 手軽にはじめられる | 利用枠が大きい | 少額決済に便利 |
後払い決済は、クレジットカードを持たない、または利用に抵抗がある若年層を中心に利用が拡大しています。
ただし、後払いできる安心感がある一方、使いすぎや遅延損害金が発生するケースがあるため、借金を避けるためには計画的な利用が求められます。

後払い決済の代表的な3つのサービス
よく使われる後払いサービスには、以下のようなサービスが挙げられます。
| Paidy | メルペイ | PayPayクレジット | |
| 特徴 | ・70万店以上のお買い物に使える
・3・6・12回の分割払いが選択可能 |
・メルカリ売上金を支払いに充てられる
・メルカリのアプリをそのまま使える |
・PayPayにチャージせずに使える
・PayPayポイントが2倍もらえる |
| 注意点 | コンビニ振り込みは都度手数料がかかる | 定額払いは実質的にリボ払い(年15%) | クレジットカードと同等の審査が必要 |
各ツールの特徴や用途、注意点についてあらためて確認してみましょう。

1.Paidy(ペイディー)
Paidyはメールアドレスと携帯電話番号だけで、ネットショッピング・実店舗でのお買い物などで決済ができる後払いサービスです。
利用分は翌月にまとめて支払う形で、本人確認をすると、分割手数料無料の「3回・6回あと払い」が利用でき、MacbookやiPhoneなどのApple製品の購入などにも使えます。
利用ごとに審査があり、利用可能額は変動します。
翌月の支払いを口座振替にすれば手数料無料ですが、コンビニ払い(109円/税込〜)や銀行振込では手数料がかかります。
ポイント還元はなく、支払いが遅れると遅延損害金が発生し、利用が停止される仕組みです。
2.メルペイ
メルペイは、メルカリの売上金やポイントを支払いに使えるのが最大の特徴です。
後払い機能「スマート払い」を使えば、当月利用分を翌月にまとめて精算できます。
コンビニや飲食店など、iD決済やコード決済に対応した全国の店舗で幅広く利用可能です。
ただし、「スマート払い」の利用には本人確認と審査が必要で、18歳未満は利用できません。
また、支払い期限までに支払いが確認できない場合は、滞納分に対して年率14.6%を日割り計算した金額を遅延損害金として請求されるので注意しましょう。
翌月の精算時、メルペイ残高払いや口座振替は手数料無料ですが、コンビニ/ATM払いを選択すると300円の手数料がかかります。
支払いの延滞には注意が必要です。
3.PayPayクレジット
PayPayクレジットは、PayPay残高へのチャージが不要になる、PayPayの支払い方法の1つです。
利用には「PayPayカード」の申し込みと連携が必須です。
PayPay決済の利用分が、翌月PayPayカードの利用料金としてまとめて引き落とされます。
実質的にクレジットカードの利用となるため、申し込みには審査が必要です。
チャージ不要で便利な反面、使いすぎないよう利用状況を自分で管理する必要があるでしょう。
リボ払いや分割払い(3回以上)を選択した場合は、別途手数料が発生するため、利用方法には注意が必要です。
後払い決済で借金(負債)が増えてしまう仕組み
後払い決済は使いやすい反面、ついつい使いすぎてしまうのがデメリットです。
後払い決済をする時点で手持ちにお金がなくてもよいため使いすぎてしまうこともありますが、実質的には借金であることを忘れないようにしましょう。
1つひとつの後払いサービスの利用限度額は低めに設定されているケースが多いですが、複数のサービスを同時に使うと借金が膨らんでしまうこともあります。
また、後払いに適用される金利や遅延損害金についても考えておく必要があります。
後払い決済を活用する際は、全体でいくら使っているかを正確に把握しておきましょう。
後払い決済を滞納した場合の3つの対処法

後払い決済を滞納し続けると、家に督促状が届いてしまいます。
信用情報に傷がついてしまうだけでなく、遅延損害金によって取り返しのつかない額の借金を抱えてしまうことも。
ここでは、後払い決済を滞納した場合の3つの対処法についてチェックしましょう。

無計画に後払いサービスを多用してしまうと、返済不可能な借金を抱えてしまうリスクもあります。
1.運営会社に問い合わせて支払い期限を延ばしてもらう
まずは、後払いサービスの運営会社に電話やメールで問い合わせてみましょう。
すぐに支払えるお金があるのなら、返済期限などについては柔軟に決めてもらえる可能性が高いです。
また、行き違いで支払い済みなのに督促状が届くことがあります。
その場合は、運営会社に支払い済みであることを伝えましょう。
2.親戚や友人に頼んでお金を貸してもらう
どうしても後払いの債務が返せない場合は、家族や親戚、友人などからお金を借りる、もしくは返済なしで無償援助してもらうことも選択肢の1つです。
金銭の援助を依頼する際は、後払い決済の債務残額と返済計画についてきちんと伝えることが重要でしょう。
3.自分に合った方法の債務整理を利用する
後払い決済の債務残高が膨らみすぎた場合は、債務整理をするのも選択肢です。
| 任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
| 概要 | 債権者と個別に交渉し、将来利息のカットや返済期間の延長(通常3~5年)を合意する手続き | 裁判所に申立て、借金を大幅に(約1/5~1/10)減額してもらい、残額を原則3~5年で分割返済する手続き | 裁判所に申立て、支払い不能であることを認めてもらい、原則として全ての借金の支払い義務を免除してもらう手続き |
| 借金減額の対象 | 将来の利息や滞納損害金の減額・免除 | 元本が大幅に減額 | 全額免除 |
| 所有財産の行方 | 財産は基本的に全て残せる | 住宅ローンは特則で免除される可能性あり | 評価額20万円以上の財産以外は残せる |
| おすすめの人 | 2〜3年で借金を返せる見込みのある人 | 借金は多いが、安定的な収入がある人 | すべての借金をゼロにして生活をリセットしたい人 |
このように、債務整理の種類によって減額・免除される借金や所有財産に対する扱いは異なります。
自分に合った債務整理方法を検討してみましょう。
後払い決済を債務整理するメリット

後払い決済の借金を債務整理するメリットには、以下の点が挙げられます。
- 返済金額や手数料が減らせる
- 月々の負担を少なくできる
弁護士や司法書士に相談しながら手続きを行うことで、元本や将来利息・手数料をカットできます。
こうすることで、返済総額が当初の予定より減らせるケースが多いです。
毎月の返済が厳しいと考えている方にとってはメリットが大きく、借金で苦しい生活から抜け出すことにもつながるでしょう。

そんな時に活用したいのが債務整理です。
後払い決済を債務整理する際の注意点

後払い決済の債務整理をする際の注意点は、以下のポイントにまとめられます。
- 個人の信用情報に傷がつく
- 債務整理の対象としたサービスが使えなくなる
- 購入した商品・サービスが回収される
- 債務が少ないとコストが割に合わないことも
ここでは、債務整理をするにあたっての注意点についてチェックしましょう。
注意点についてきちんと理解したうえで債務整理することで、トラブルなく借金の返済に活用することができるでしょう。
1.個人の信用情報に傷がつく
債務整理をおこなうと、個人の信用情報に傷がつきます(3〜5年が目安)。
この期間は新規のカード発行や利用・後払いサービス・ローンを組むことができなくなってしまいます。
リスクを考慮したうえで債務整理をおこないましょう。
2.債務整理の対象としたサービスが使えなくなる
債務整理の対象とした後払い決済のサービスは基本的には使えなくなります。
そのサービスをよく使用している場合には、債務整理すべきかどうかもう一度考えてみましょう。
3.購入した商品・サービスが回収される
後払いサービスで購入した商品には、代金を支払い終えるまで販売者や後払い事業者に所有権が残る「所有権留保」が設定されている場合があります。
そのため、債務整理を行うと、商品を返還するよう求められたり、利用中のサービスが解約されたりする可能性があります。
4.債務が少ないとコストが割に合わないことも
後払い決済の債務金額が少ないと弁護士費用や手続きにかかるコストの方が高くなってしまうことも考えられます。
債務整理のコストと借金残高とを比較してみて、借金残高の方が高い場合には債務整理を検討しましょう。
ただし、債務整理にかかるコストの全容を自分一人で把握するのは困難です。
債務整理に対応している弁護士に相談して、どうすべきか考えるのがおすすめです。
後払い決済の債務整理についてよくある質問

後払い決済の債務整理に関しては、以下のような質問がよく挙げられます。
- メルペイは任意整理するとアカウントが停止される?
- 債務整理中に後払いアプリは使えるか?
- 債務整理の支払いが遅れたらどうなる?
ここからは、それぞれの質問とそれに対する答えをチェックしましょう。


債務整理の方法によっては申請自体が却下される場合があるほか、サービスの利用停止処分を受けることもあります。
メルペイは任意整理するとアカウントが停止される?
メルペイ(スマート払い)を任意整理の対象に含めると、利用規約に基づき、後払い機能は利用停止となります。
さらに、メルカリアプリのアカウント自体も、利用制限や強制停止(凍結)となる可能性が高いです。
債務整理中に後払いアプリは使えるか?
原則として、債務整理の対象となっている後払いアプリは利用停止となります。
また、債務整理の対象外の後払いアプリであっても、審査の段階で信用情報に債務整理の記録が残っていると新規利用はできません。
仮に審査のない後払いアプリを利用した場合でも、未払いが増えることで債務整理の計画が崩れ、個人再生や自己破産の申請が却下されるリスクが非常に高くなります。
任意整理の支払いが遅れたらどうなる?
任意整理の場合、和解契約で「2回以上(または1回)の滞納で期限の利益を喪失する」と定められているのが一般的です。
これを過ぎると和解が破棄され、債権者から利息を含めた残額の一括請求や、差し押さえを受ける可能性があります。
後払い決済の債務整理のことなら弁護士にご相談ください

本記事では、後払い決済の概要や滞納した場合の対処法、債務整理のメリット・注意点などついて解説しました。
後払い決済は気軽に利用できて便利な決済方法ですが、その反面、ついつい使いすぎてしまい借金が膨らんでしまうケースも少なくないのが現状です。
そんな後払い決済の借金は債務整理で解決できます。
しかし、どの債務整理をすべきで、どのような手順を踏まなければならないのかを把握することは難しいです。
弊所にご相談いただければ、弁護士があなたの債務整理について適切なアドバイス・サポートをさせていただきます。
膨らんでしまった借金をどうにかしたいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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