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借り換えローンの審査が通らない6つの理由|絶対に避けるべき行動と安全に抜け出す方法を解説

佐久間 大地

弁護士法人大地総合法律事務所 代表弁護士

佐久間 大地

紛争や問題は、数字や契約の世界だけで完結するものではなく、必ず人が関わってきます。借金や支払いの悩みもまた、人と人との間で生じるものです。そして、そこには必ず感情や立場があります。
私たちは、法的な手続きを駆使することはもちろん、依頼者の不安や生活への影響に配慮しながら、最適な解決を目指して日々研鑽を積んでおります。

債務整理といえば「大地総合法律事務所」と思い出していただけるよう、所員一同、プロフェッショナルとして全力でサポートいたします。

監修者

借り換えローンを利用したいのに審査が通らない状態が続くと、「この先どう進めばいいのか」と不安が大きくなっていきます。

返済の負担が重いほど、なぜ審査に通らないのか分からず戸惑ってしまうものです。

本記事では、借り換えローンの審査に通らない6つの理由や、審査に通りやすいローンの選び方を解説します。

あわせて、申し込み時に避けたい行動や、借り換えが難しい場合に検討できる債務整理についても触れています。

「返済を少しでも楽にしたい」「このまま返済できるのか心配」と感じている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

\毎月の返済が苦しい.../

目次

借り換えローンの審査に通らない6つの理由

借り換えローンの審査に通らない6つの理由

事務局さん
借り換えローンの審査に落ちたという声をよく耳にしますが、そんなに通らないものなんでしょうか?
佐久間先生
そうですね。
収入や借入れ状況、信用情報に気になる点があれば、どうしても審査に通りにくくなります。

以下では、借り換えローンの審査に通らない主な理由を6つ紹介します。

  1. 借入れ額や借入れ件数が多すぎる
  2. 信用情報機関に延滞や金融事故の記録が残っている
  3. 年収が審査基準に達していない
  4. 勤続年数が短く収入の安定性が低いと判断されている
  5. 返済能力が不足していると判断されている
  6. 短期間で複数申し込み「申し込みブラック」になっている

自分に当てはまる点がないか、順に確認していきましょう。

1.借入れ額や借入れ件数が多すぎる

現在の借入れ額や借入れ件数が多すぎる場合、借り換えローンの審査は非常に厳しくなります。

多重債務の状態だと返済が長引く可能性が高く、貸す側にとって大きなリスクとなってしまうためです。

特に、次のような状況は審査が不利になる傾向があります。

  • 借入れ件数が3~4社以上ある
  • 借入れ総額が年収の3分の1を超えている

借入れ総額が年収の3分の1を超えている場合、「総量規制」に該当する可能性があります。

消費者金融は総量規制の対象となるため、年収の3分の1を超える貸し付けは行えません。

2.信用情報機関に延滞や金融事故の記録が残っている

信用情報機関に延滞や金融事故の記録が残っている場合、借り換えローンの審査はほぼ通りません。

審査では返済能力だけではなく、これまでの支払い状況も重視されるため、長期延滞(61日〜3ヶ月以上)や債務整理などの履歴があると「返済が滞るリスクが高い」と判断されます。

こうした情報は5〜10年ほど記録が残り、その期間は借り換えローンの審査も非常に通りにくくなります。

3.年収が審査基準に達していない

年収が審査基準に達していない場合、借り換えローンの申し込みは不利になりやすいです。

金融機関は、「返済を続けられるほどの収入があるかどうか」を確認しており、一定の年収ラインを満たしていないと、そもそも審査の対象外となってしまいます。

希望する借入れ総額が大きいほど、求められる年収基準が高く設定される傾向があり、基準に届かない方は審査で落ちやすくなります。

4.勤続年数が短く収入の安定性が低いと判断されている

勤続年数の短い状態で借り換えローンを申し込むと、「収入が安定していない」と判断されて審査に通らない可能性があります。

金融機関は収入の安定性を重視しており、同じ職場でどれだけ長く勤務しているのかをチェックしています。

多くの金融機関では、最低でも1〜3年程度の勤続年数を審査基準としているため、転職したばかりの方や短期間で転職が続いている方は、審査で不利になってしまうケースがほとんどです。

5.返済能力が不足していると判断されている

借り換えローンの審査では、年収だけでなく、収入と支出のバランスが適切かどうかも慎重にチェックされます。

収入に対して返済の負担が大きい場合や、生活費に十分な余裕がないと判断された場合は、返済能力が不足しているとみなされ、審査に通らない可能性があります。

金融機関は、現在の年収に対して年間の返済額がどれだけ占めているか(返済負担率)を確認しており、この割合が高いほど返済が継続しにくいと判断されるでしょう。

6.短期間で複数申し込み「申し込みブラック」になっている

短期間に集中して複数のローン会社へ申し込むと、信用情報に申し込み履歴が多く残り、いわゆる「申し込みブラック」と呼ばれる状態になることがあります。

このような履歴が残ると、金融機関からは「お金に余裕がないのでは?」と印象を持たれやすく、審査をより慎重に進めるようになります。

年収が基準を満たしていて、延滞などの信用情報にも心当たりのない方でも、申し込み件数が多いだけで審査に落ちてしまうケースは珍しくありません。

審査に通りやすい借り換えローンの正しい選び方

審査に通りやすい借り換えローンの正しい選び方

事務局さん
先生、借り換えローンの審査に通るためのコツがあれば教えてほしいです。
佐久間先生

そうですね、ローンの選び方次第で審査に通る確率が高くなることがあります。
金融機関ごとに審査の基準は異なるので、ご自身の状況に合ったローンを選ぶことが大切ですよ。

以下では、審査に通りやすい借り換えローンの選び方を3つ紹介します。

銀行より審査が柔軟な消費者金融系のおまとめローンを検討する

審査の通りやすさを重視するなら、銀行ローンよりも消費者金融系のおまとめローンを検討してみてください。

銀行のおまとめローンは金利が低い分、信用情報や収入の安定性を細かく確認するため、審査は非常に厳しいです。

一方で、消費者金融系のおまとめローンは、銀行と比べて金利が高くなるものの、柔軟に審査してもらえるケースがあります。

おまとめ目的の貸し付けは総量規制の例外になることが多く、年収の3分の1を超える借入れがある方でも、状況に応じて審査の対象になる可能性があります。

金利と自分の収入面のバランスを踏まえたうえで、無理なく返済できそうなローンを選びましょう。

通りやすいローンでも金利や返済総額は必ず比較する

審査に通りやすいローンを選ぶのも大切ですが、必ず金利や返済総額を比較しながら借り換え先を決めるようにしましょう。

特に消費者金融系のローンは、銀行よりも金利が高く設定されているケースが多いです。

せっかく審査に通っても、金利が高いローンでは返済期間が長くなるほど返済総額が大きくなる可能性があります。

そのため、審査に通りやすいローンを選ぶ際でも、金利だけではなく毎月の返済額や返済期間を含めて比較することが大切です。

「審査が甘い」「誰でも通る」と宣伝するローンには注意する

借り換えローンを選ぶ際に注意したいのが、「審査が甘い」「誰でも通る」といった言葉で勧誘するローン会社です。

正規の金融機関では、誰でも通るほど甘い審査は行っておらず、こうした宣伝をしている業者は貸金業者として正式に登録していない違法業者の可能性が高いです。

特に、金利の説明が曖昧なまま「すぐに融資できる」と強調してくる業者は、正規業者ではあり得ない条件を提示してくるケースがあるため、十分に警戒してください。

安全に借り換えローンを利用するためにも、誇張された広告に惑わされず、ルールに基づいて運営している金融機関かどうかをしっかり見極めましょう。

審査に落ちたときに絶対にやってはいけない危険な申し込み

審査に落ちたときに絶対にやってはいけない危険な申し込み

事務局さん
何度か借り換えローンの審査に落ちると、つい焦ってほかのローンも申し込みたくなりますよね。
佐久間先生
そうですね。
ただ、焦って申し込むほど危険な業者に巻き込まれやすく、状況が悪くなるケースもあるので、落ち着いて判断することが何より大切です。

以下では、審査に落ちた場合でも絶対に避けるべき危険な申し込みについて解説します。

不安なときほど判断を誤りやすいため、しっかりと確認しておきましょう。

「即日融資」「激甘審査」と謳う業者は闇金の可能性が高い

「即日融資」「激甘審査」「他店で断られた方でもOK」などの極端に甘い宣伝をしている業者は、闇金である可能性が高いため、申し込むのは非常に危険です。

複数の審査に落ちてしまうと「確実に借りられそうな業者」に目を向きがちですが、闇金に手を出してしまえば、法外な金利や悪質な取り立てによって深刻なトラブルに発展する恐れがあります。

また、「即日で借りられた」「審査が激甘だった」などの口コミが見られる業者も慎重に判断してください。

正規業者ではあり得ない条件を提示されるケースがあり、こうした特徴が見られる場合は闇金の可能性を疑ったほうがよいでしょう。

参考:金融庁「違法な金融業者にご注意!」

【関連記事】闇金(ヤミ金)とは?強烈な6つの取り立てと対処法・見分け方を弁護士が解説

個人間融資やSNS融資はトラブルに発展しやすい

SNSや掲示板などで見かける「個人間融資」や「SNS金融」は、手軽に見える反面、金銭トラブルに発展するリスクが高く、実際に被害に遭った例も少なくありません。

個人が貸し付けを行っているケースが多く、契約内容が曖昧な状態で話が進み、あとになって高金利を要求される危険があります。

さらに、やり取りの中で渡した個人情報が悪用され、別のトラブルにつながるケースも報告されています。

今後のトラブルを避けるためにも、個人間融資やSNSでの貸し借りには絶対に手を出さないようにしましょう。

参考:金融庁「SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください!」

複数社へ同時申し込みすると審査が通りにくくなる

借り換えローンの審査に落ちてしまっても、短期間で複数のローンへ申し込まないようにしましょう。

短期間で多くのローンへ申し込むと、その情報が信用情報機関に記録され、「申し込みブラック」と呼ばれる状態になります。

この状態になると、金融機関から「他の機関でも借りようとしているのでは?」と判断されてしまい、年収や返済状況に問題がなくても、申し込み件数の多さが理由で審査に落ちる可能性が高くなります。

借り換えを成功させるためにも、焦ってむやみに複数社へ申し込むのではなく、結果を確認しながら1社ずつ慎重に進めていきましょう。

借り換えローンの審査が通らなくても債務整理で解決できる

借り換えローンの審査が通らなくても債務整理で解決できる

事務局さん
先生、借り換えローンの審査にどうしても通らない場合って、もう諦めて返済を続けるしかないのでしょうか?
佐久間先生
そんなことはありません。
借り換えが難しい状況でも返済負担を軽くできる「債務整理」という方法があります。
債務整理と聞くと不安に感じる方もいますが、適切に利用すれば、無理のない範囲で返済を続けられる状況に整えられますよ。

以下では、任意整理・個人再生・自己破産の3つの債務整理方法について紹介します。

任意整理|利息をカットして月々の返済負担を軽くする

任意整理は、借入れ先と交渉して将来の利息や遅延損害金を減らし、無理のない返済計画へ調整できる手続きです。

裁判所を通さずに進められるため、比較的利用しやすい方法として多くの方から選ばれています。

利息が軽くなるため、毎月の負担を抑えやすくなり、元本も確実に返済できている実感が持てるでしょう。

「利息だけでも軽くできれば楽なのに」「利息が重なって元本が減らない」と悩んでいる方は、まず任意整理から検討してみてください。

個人再生|借金を大幅に減額できる可能性がある

個人再生は、裁判所を通じて借金総額を最大10分の1に減額できる手続きです。

減額後の残りの借金は、3〜5年の分割で返済していきます。

任意整理だけでは返済が難しい場合に選ばれることが多く、収入が安定していれば利用しやすい制度です。

また、住宅ローンが残っている方は「住宅ローン特則」を利用すれば、持ち家を手放さずに手続きを進められる可能性があります。

「借金が増えて返済が追い付かない」「任意整理だけでは負担が重い」「持ち家は残したい」と感じている方に向いている方法です。

自己破産|返済義務そのものが免除される可能性がある

自己破産は、裁判所に申立てて借金の返済義務を免除してもらう手続きです。

収入や資産などの状況から、どうしても返済が困難な場合に利用される制度で、支払いの負担から完全に解放される可能性があります。

ただし、一定の財産が処分の対象になったり、一部の職業に制限が生じたりする場合があるため、利用する前に十分な確認が必要です。

多額の借金返済に限界を感じている方は、最終的な手段として自己破産を視野に入れてみてください。

借り換えローンの審査が通らない人によくある質問

借り換えローンの審査が通らない人によくある質問

事務局さん
先生、借り換えローンの審査に落ちた方から、どのような質問が寄せられていますか?
佐久間先生
審査の基準が分かりにくいと感じてる方が多いですね。
「なぜ落ちたのか」「この状況では借り換えは難しいのか」などの質問をよくいただきます。

以下では、借り換えローンの審査が通らない人がよく抱える不安や疑問をまとめました。

気になる点を1つずつ確認し、不安を整理していきましょう。

銀行のおまとめローンはなぜ通らない人が多いのですか?

銀行のおまとめローンは、金利が低いぶん審査基準が厳しく設定されているため、落ちてしまう方が多いのが実情です。

銀行はリスクを慎重に見極めるため、次のような点を細かくチェックします。

  • 年収に対する返済額の割合
  • 勤続年数の長さ
  • 延滞の有無
  • 他社からの借入れ件数・借入れ総額

これらの項目に不安要素があると、「返済能力が低い」と判断され、審査に通りにくくなる傾向があります。

債務整理中でも借り換えローンはできますか?

債務整理中の方は、基本的に借り換えローンを利用できません。

信用情報機関に債務整理の事故情報が登録されるため、新たなローンの審査には通らないのが一般的です。

また、債務整理の手続きが完了したあとも、5〜10年は記録が残るため、その期間は借り換えローンを含む多くの借入れ審査に通りにくくなります。

借金が多くても借り換えできますか?

借金が多い場合でも、条件を満たせば借り換えは可能です。

金融機関は「年収と現在の借入れ総額のバランス」を基準に審査を進めるため、収入が安定していて返済能力が認められる場合は、借金が多くても審査に通るケースがあります。

一方で、年収に対して借入れ総額が大きすぎたり、信用情報に延滞や事故情報が残っていたりすると、借り換えが難しくなることもあります。

住宅ローンの借り換え審査も厳しいですか?

住宅ローンの借り換え審査も、通常のローン審査と同じく厳しめに設定されています。

返済期間が長くなるため、完済時の年齢や返済期間が無理のない範囲かどうか、過去の延滞や事故情報がないかなどを厳しく見られます。

さらに、現在の住宅ローンの返済状況や、家の価値とローン残高のバランスなども慎重にチェックされるでしょう。

借り換え審査に通るためには、まずは延滞なく返済を続け、返済の実績を積み上げていくことが大切です。

借り換えローンの審査に通らない場合は弁護士へご相談ください

借り換えローンの審査に通らない場合は弁護士へご相談ください

借り換えローンの審査に通らなくても、債務整理によって借金の負担を軽くできる可能性があります。

「審査に落ちてしまった」「返済に追われて限界を感じている」という方は、早めに弊所へご相談ください。

現在の借入れや家計の状況を丁寧に整理し、どの方法なら無理なく返済の負担を抑えられるのか、弁護士の視点からわかりやすくご提案いたします。

審査に通らないからといって解決の道が閉ざされるわけではありません。

諦める前に、ほかの選択肢も一緒に検討していきましょう。

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