「失業保険の申請サポートって本当に利用して大丈夫?それとも怪しい?」
「怪しいサービスに申し込んでしまったかも…どう対応すればいい?」
失業保険申請サポートを装った詐欺が報告されています。
実際、本当に詐欺なのか、それとも合法的にサポートを受けられるサービスなのかを見極めるのは簡単ではありません。
そこで本記事では、失業保険申請サポートの安全性やよくある詐欺の手口をわかりやすく紹介します。
困っているときに正しく制度を利用するためにも、ぜひ参考にしてください。
\もしかしたら詐欺に遭ったかもしれない.../
失業保険申請サポートとは

失業保険申請サポートとは、退職後に受け取ることができる失業保険の申請手続きを代行・支援してくれるサービスのことです。
退職前後のスケジュール調整や必要書類の準備、ハローワークでの手続きの進め方など、総合的なアドバイスもしてくれます。
失業保険申請サポートのサービス内容
失業保険申請サポートのサービス内容は、主に以下のとおりです。
- 必要書類の整理
- 申請手続きの案内・代行
- 受給条件の確認
- 受給までのスケジュール整理
- 失業保険制度に関する相談対応
申請サポート費用の相場
失業保険申請サポートの費用は、5〜20万円程度が相場とされています。
- 簡易的な相談・アドバイスのみ:1〜3万円程度
- 申請サポート一式(書類準備・手続き案内など):5〜15万円程度
- 退職前からのフルサポートプラン:10〜30万円程度
実際は、サービス内容やサポート範囲によって異なり、受給額によって変動する場合もあります。
失業保険申請サポートは安全?

もし虚偽の申請を行った場合、責任を負うのは申請者本人です。
有償代行ができるのは社会保険労務士・弁護士のみ
失業保険の申請に関する手続きを有償で代行できるのは、社会保険労務士や弁護士の、専門資格を持つ者に限られています。
つまり、「代行」であれば社会保険労務士や弁護士である必要があるのです。
サービス内容を確認せずに契約してしまうと、「代行してもらえると思っていたのに実際はアドバイスだけだった」というトラブルにつながることもあります。
怪しい失業保険申請サポートの例

ここでは、怪しい失業保険申請サポートの例を紹介します。
参考:“失業保険の増額”をうたう申請サポートにご注意ください!
参考:失業保険の給付額等を増やすことができるとうたう申請サポートに注意
高額な手数料を要求するサービス
相場よりも極端に高額な手数料を請求する申請サポートサービスには、警戒しましょう。
- 「申請すれば数百万円受け取れる」とうたい、数十万円以上の高額料金を前払いで要求する
- 契約書や費用内訳が不明瞭で、追加費用や解約料が後から発生する
- 「代行料」「コンサル料」「相談料」「事務手数料」など項目別にどんどん費用が増えていく
このようなサービスを利用すると、給付額と費用負担がさほど変わらなくなってしまいます。
不必要な個人情報を聞き出すサービス
申請に直接関係のない個人情報を過剰に要求されたときは、詐欺グループによるサービスが疑われます。
- クレジットカードや銀行口座の暗証番号を聞き出される
- 家族構成・健康状態・妊娠歴など申請手続きに不要な情報まで聞き出そうとする
- 個人情報の取り扱いや保護方針が不明確で、どのように利用されるか分からない
失業保険を申請するという性質上、過去の職歴を聞くケースは少なくありません。
また、雇用保険の加入歴を調べたり、直近の産休・育休・私傷病休職などの履歴を聞かれることもあるでしょう。
虚偽の申請や不正受給を勧めるサービス
近年特に問題視されているのが、虚偽の申請や不正受給を勧めるサービスです。
- 退職理由や在職期間を偽って申請すれば給付額が増えると勧める
- 「うつ病と診断される方法」など病気や状況を偽装する方法を教える
上記のような行為は法律で禁止されており、実行すれば申請者本人が処罰されます。
失業保険申請サポートを使っていた場合でも、責任は自分にあることを理解しておきましょう。
公的機関からの委託を装うサービス
怪しい失業保険申請サポートの中には、あたかもハローワークや政府機関から委託を受けているかのように装うサービスがあります。
- 「国や自治体の公式サポートです」と宣伝し、信頼感を演出する
- 公的機関のロゴや文言を無断で使用して公式の案内と誤認させる
- 「厚生労働省認可」「ハローワークからの委託サービス」など
失業保険自体は国の制度ですが、失業保険申請サポート自体はあくまでも民間のサービスです。
「公的機関から委託されたサービス」は、ほぼ詐欺だと考えてよいでしょう。
失業保険申請サポート詐欺を避ける方法

ここでは、失業保険申請サポート詐欺を避ける方法を解説します。
サービス提供者の信頼性を確認する
まずは、サービス提供者の信頼性を確認しましょう。
- サポート範囲
- 料金体系
- 運営体制(会社の実態など)
- 個人情報の取り扱い
- 社会保険労務士または弁護士によるサービスか
- 過剰な広告表現がないか
提供者の信頼性を事前にしっかり確認しておかないと、「詐欺だった」「お金を払った途端に事業者と連絡が取れなくなった」などのトラブルに見舞われます。
過剰な料金や高額手数料に注意する
相場より極端に高額なサービスには、トラブルや詐欺のリスクが潜んでいる場合があります。
「高いな」と感じたら、まずは高額料金の理由や手数料に何が含まれているかを明確にしておきましょう。
迷ったらハローワークなど公的機関に確認する
失業保険申請サポートの利用に迷った場合は、まずハローワークなどの公的機関で確認することが最も安全です。
メリットは、虚偽申請や不正受給を勧める業者に惑わされることなく、法的に安全な手続きを行える点にあります。
「詐欺では?」と思った時の相談先としても有効なので、ぜひ活用してみましょう。
弁護士による申請サポートを利用する
より確実かつ安心して失業保険申請サポートを利用したいときは、弁護士によるサービスを探すのがおすすめです。
特に、安全で確実な申請を重視したい方に有効な選択肢です。
失業保険申請サポートに関するよくある質問

失業保険申請サポートについて、よくある3つの質問に回答します。
失業保険申請サポートは違法ですか?
失業保険申請サポート自体は、違法ではありません。
ただし、社会保険労務士や弁護士ではないのに有償で失業保険手続きを「代行」するのは、違法性があるので注意しましょう。
申請サポートに頼むと受給額は増えますか?
いいえ。失業保険申請サポートを依頼したからといって、失業保険の受給額が増えることはありません。
「制度を知らなかったので申請しないまま終わってしまった」という事態などを防ぐ手段としては有効ですが、「サポートを使えば受給額が増える」などの事例はありません。
個人情報や口座情報は提供しても大丈夫ですか?
失業保険申請に最低限必要な個人情報(勤務先情報や給与情報)や、失業保険の受取に必要な口座情報を伝えるのであれば問題ないでしょう。
ただし、銀行口座やクレジットカードの暗証番号、家族構成や家族の勤務先、資産状況など不要な個人情報まで提供する必要はありません。
本当に必要な情報か怪しく感じたら、ハローワークなど公的窓口への相談を併用しましょう。
まとめ|失業保険申請サポートで生じた被害は大地総合法律事務所にご相談ください

失業保険申請サポートは便利に見える一方で、過剰な料金、不正受給の誘導、虚偽の申請、公的機関を装うサービスなど、さまざまなリスクが潜んでいます。
特に資格のない業者による有償代行や過度に高額な手数料に注意し、詐欺やトラブルに遭わないよう注意が必要です。
もしサービス利用によってトラブルや被害が発生した場合は、弊所にご相談ください。
被害回復や正しい手続きのやり直しなど、できる手段を一緒に講じていきましょう。