「SNSで知り合った外国人の彼。毎日『愛してる』って言ってくれるけど、投資の話をされて不安…」
「まさか自分がロマンス詐欺に引っかかるなんて思わなかった。なぜ私は信じてしまったんだろう?」
近年、SNSやマッチングアプリを悪用し、恋愛感情や結婚の約束をエサにお金を騙し取る「国際ロマンス詐欺」の被害が急増しています。
「騙される方がおかしい」「自分は大丈夫」と思っていませんか? 実は、ロマンス詐欺に引っかかる人は、決して愚かな人ではありません。
むしろ、真面目で、優しく、人を疑わない人ほど、プロの巧妙な心理誘導によって罠に落とされているのです。
本記事では、ロマンス詐欺に引っかかる人の特徴や、詐欺師が使う恐ろしい「マインドコントロールの手口」を解説します。
もし「怪しい」と思う相手がいるなら、これ以上被害が大きくなる前に、今すぐチェックしてください。
まさか自分が引っかかるなんて…とショックを受ける方が本当に多いですね。

詐欺師の心理誘導がそれだけ巧妙なのです。
まずは「引っかかりやすい人の特徴」を知り、あなたの状況と照らし合わせてみましょう。!
【関連記事】ロマンス詐欺とは?手口の特徴や見抜く方法・被害時の相談先4選!
\もしかしたら詐欺に遭ったかもしれない.../
ロマンス詐欺に引っかかる人の特徴とは?

ロマンス詐欺は、年齢や性別を問わず誰もが被害に遭う可能性がありますが、警察庁の発表資料によると詐欺の被害者には特徴も見受けられます。
そこで、この章では警察庁の資料をもとに、ロマンス詐欺に引っかかる人の特徴を解説します。

まずは狙われやすい人の特徴を知り、あなた自身やご家族の状況と照らし合わせてみてください。
参考:警察庁 「SNS型ロマンス詐欺」、「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」
ロマンス詐欺の被害は男性も多い
警察庁のデータによると、ロマンス詐欺の被害者は男性が約6割を占めており、女性の被害を上回っています。
詐欺師は、男性が好む「容姿端麗で、自立した魅力的な女性」になりすましてアプローチしてきます。
毎日のやり取りで男性のプライドを満たし、完全に心を許させたタイミングで「2人の将来(結婚)のため、一緒に投資しよう」とお金の話を持ち出すのが典型的な手口です。
もちろん女性の被害も全体の約4割と決して少なくありません。
参考:NHK 「ロマンス詐欺」50代女性が計3億1000万円余だまし取られる千葉県警の公式インスタかたり投資詐欺か(2025年7月10日)
40代〜60代の「余裕ある層」が狙われる
ロマンス詐欺の被害者は、男性、女性ともに50代〜60代の中高年層に集中しています。
この年代が集中して狙われるのには、2つの理由があります。
- 経済的な余裕: ある程度の貯蓄や資産、退職金などを持っており、詐欺師にとって「一度に大金を騙し取れる絶好のターゲット」になるため。
- ネットリテラシーの隙: 若い世代に比べてSNSやマッチングアプリの仕様に不慣れな人が多く、詐欺師がネット上で作り込んだ「偽のプロフィール」や「嘘の投資サイト」を本物だと信じ込んでしまいやすいため。
仕事や家庭が落ち着き、ふと孤独や将来への不安を感じたタイミングで、その心の隙間に詐欺師が巧みに入り込んできます。
被害のほとんどはマッチングアプリやSNSがきっかけ
ロマンス詐欺の詐欺師は、SNSを介してターゲットを探しています。
特に被害が発生しているのはマッチングアプリやSNS(FacebookやInstagramなど)です。
マッチングアプリは恋愛・結婚を目的とした利用者が多く、ロマンス詐欺へ誘引しやすいと考えられます。
また、InstagramやFacebookなどのSNSでは、公開された投稿からあなたの趣味や経済状況をリサーチし、DM(ダイレクトメッセージ)を使って近づいてきます。
LINEなどの「第三者の目が届かないクローズドな空間」に移動させられてから、毎日甘い言葉を交わして信頼関係(マインドコントロール)を築き、最終的に金銭を要求するのが共通したパターンです。
ロマンス詐欺にだまされないために|知っておくべき4つの対策

ロマンス詐欺の特徴、どれも他人事とは思えません…。
もし「今やり取りしている人が怪しいかも」と思ったら、どうすればいいですか?

少しでも「おかしいな」と感じたら、次の4つの対策を徹底し、自分の身を全力で守ってください。
被害に遭ってしまうと、信じたいという思いや損失を取り返そうという心理から、被害が拡大してしまう傾向があります。
そこで、この章ではロマンス詐欺に遭わないためにも知っておくべき4つの対策を紹介します。
1.会ったことのない相手の「お金の話」は即拒否
ロマンス詐欺のゴールは、「あなたのお金を奪うこと」です。
どれだけ毎日のように「愛している」「結婚しよう」と言われていても、一度も直接会ったことがない相手からお金の話が出た時点で、 詐欺だと疑うべきです。
特に、以下のような理由でお金を求めてきた場合は要注意です。
- 家族や友人の病気の治療費
- 投資やビジネスを始めるための資金
- あなたに会いにいくため(日本へ行くため)の渡航費
上記のように同情を誘い、お金を引き出すために詐欺師はわかりやすい嘘を重ねます。
1回でも送金してしまうと「さらにお金が必要だ」「手数料がかかる」などと言って、次々と金銭を要求してくるため、決して応じないようにしましょう。
2.日本語が流暢でも油断は禁物
かつての国際ロマンス詐欺は、不自然な翻訳アプリの日本語で見抜けるケースが大半でした。
しかし現在は、AI技術の進歩や、詐欺グループ内に日本人が潜んでいるケースの増加により、日本人としか思えないほど自然で流暢な日本語でメッセージを送ってきます。
日本のトレンドや文化に詳しく、LINEでのテンポの良い会話が続いたとしても、それだけで安心材料にはなりません。
画面の向こうにいるのは、マニュアル通りにあなたを騙そうとしているプロの詐欺師です。
3.プロフィール写真は「偽物」と疑う
ロマンス詐欺の詐欺師たちは、インターネット上から盗用した魅力的な写真や、嘘の経歴でプロフィールを作成しています。
- モデルや医師、軍人など、信頼できそうな写真を使用する
- 医師、国際的なビジネスマン、エンジニアなど、経済力がありそうな職業を名乗る
- アメリカやヨーロッパ、韓国など日本人観光客に人気のエリアに在住している
少しでも不審に感じたら、相手の画像をGoogleの画像検索などで調べることがおすすめです。
もしも同じ画像が複数のサイトで使われていたり、全く違う人物の写真として登録されていたりした場合は、詐欺のプロフィールである可能性が極めて高いでしょう。
届いたとしても安心してはいけません!
4.違和感があれば即ブロック・着信拒否
ロマンス詐欺は被害者が「もしかしたらだまされているかも?」と疑問に感じても、「素敵な人とのご縁を大切にしたい」「何度も会話をしたので信じている」という気持ちから、関係を続けてしまうことで被害が拡大します。
しかし、相手の話に少しでも違和感を覚えたら、勇気を出して連絡をすべてブロックし、着信拒否することが大切です。
1人で悩まず、家族や友人に相談したり、警察や専門機関に連絡することも重要です。
>ロマンス詐欺に引っかかってしまうのはなぜ?詐欺に遭う人の心理とは

どうして信じてしまうのですか。
詐欺師は人の心理を巧みに利用しています。
会っていなくても信頼したくなる会話を繰り返すのです。
ロマンス詐欺は恋愛や結婚を匂わせることで、会ったことがなくても信頼させる話術を駆使しています。
そこでこの章では詐欺に遭ってしまう人の心理を分析します。
相手を信じたいため被害を認めたくない
投資などを名目にお金を送金してしまい、「これは詐欺かも」と疑問に思っても、心を奪われたあとの場合、被害者は「相手を信じたい」という気持ちが強くなります。
そのため、家族や友人から「詐欺ではないか」と諭されても、それを認められないケースが多く見られます。
これは「確証バイアス」という心理状態です。
人は自分の信じたい情報を優先し、それに反する情報は無視してしまうがあるため、詐欺師の言葉だけを信じ、被害をさらに拡大させてしまうことがあります。
孤独感を狙われ寂しさゆえに気付けない
ロマンス詐欺の被害者は、孤独を感じており、誰かとつながりたいと強く思っている人が多い傾向にあります。
- 1人暮らしで話し相手がいない
- 配偶者や子がおらず孤独を感じている
- 周りに相談できる人が少ない
こうした状況の人は、インターネット上だけのつながりでも親身になってくれたり、毎日のようにメッセージをくれたりすることで、「会話できる相手ができた」とうれしくなってしまい、心を開いてしまうことがあります。

損失を何とか取り戻そうとしてしまう
詐欺だと気付いても、すでに送金してしまったお金を自分で何とか取り戻したいという心理が働き、詐欺師に言われるがままに送金してしまうケースもあります。
「最後にもう一度だけ送金すれば、返金する」という言葉を信じて、さらに被害が拡大するのです。
こうした行動は「プロスペクト理論」に基づいた行動であり、よくある心理状態です。
ギャンブルの損失を埋めるために、さらにギャンブルを重ねてしまう行為と似ています。
人は利益を得ることよりも、損失を回避することを優先する傾向があるため、詐欺師は巧妙にこの心理を利用して被害を拡大させます。
ロマンス詐欺の被害を弁護士に相談する3つのメリット


もし少しでもお金を振り込んでしまっているなら、一刻も早く弁護士へ相談してください。
「恥ずかしい」「騙された自分が悪い」と一人で抱え込んでいる間にも、詐欺師は逃亡の準備を進めています。
弁護士に相談することで、未来を変える3つのメリットがあります。
恋愛感情などを悪用するロマンス詐欺に遭ってしまった場合、気恥ずかしさや悔しさから、第三者へ相談しにくい傾向があります。
しかし、1人で悩まずに弁護士へ相談することが大切です。
弁護士に相談することで、以下のようなメリットが得られます。
1.被害の拡大と再発を防止できる
被害者が「だまされているかもしれない」と気付き、自身で返金交渉をしても、「手数料を払えば返金する」という詐欺師の言葉を信じて、追加の送金をしてしまうケースがあります。
弁護士に相談し返金交渉を依頼すると、詐欺師とのやり取りをすべて遮断し、被害者がこれ以上お金を払ってしまうのを防ぐことが可能です。
また、詐欺被害の専門家として、詐欺師からの脅迫や嫌がらせなどにも法的に対処し、再発を防止できます。
2.誰にも言えない不安を解消できる
ロマンス詐欺は、大切な財産を奪われるだけでなく、「信じていた人に裏切られた」「恋愛感情をオモチャにされた」という、言葉にできないほど深い精神的ダメージを負う犯罪です。
家族や友人にさえ「バカにされるかもしれない」と怖くて相談できず、夜も眠れないほど追い詰められる方が多くいらっしゃいます。
弁護士には厳格な守秘義務があります。
あなたのプライドやプライバシーを傷つけるようなことは絶対にありません。
弁護士は被害者の気持ちに寄り添いながら、今後の見通しや具体的な対処法を丁寧にご説明しています。
詐欺被害の解決に向けて、詐欺被害の専門家がそばにいてくれるという安心感は、被害者が抱える不安を大きく軽減できるでしょう。

3.返金に向けた具体的なサポートが受けられる
外国から詐欺をはたらいている詐欺師も多いため、送金してしまったお金を取り戻すことは非常に困難な作業です。
しかし、弁護士は詐欺に使われた口座の凍結手続きや、詐欺師の特定に向けた情報開示請求など、法的な手段を用いて被害回復をサポートできます。
被害回復の可能性を最大限に高めるためにも、詐欺被害に強い弁護士へ早急に相談することが大切です。
ロマンス詐欺についてよくある質問

ロマンス詐欺に引っかかる人の特徴や手口を知り、「もしかしてあの人も…」と不安が強まった方も多いのではないでしょうか。
そこでこの章ではロマンス詐欺に関する「よくある質問」にお答えします。

国際ロマンス詐欺のプロフィール画像に特徴はありますか?
美男美女であり、過度に「裕福さ」をアピールしているのが特徴です。
インターネットやSNSにあるプロフィール写真の盗用やフリー画像を使用しているケースが多いです。
特に、筋肉質な男性や美しい女性、医師や国際的なビジネスマンなど、恋愛をするときに憧れるようなルックスや職業を匂わせる写真が好んで使われています。
詐欺師が使っている画像をGoogleの画像検索などで調べると、別のサイトやSNSで全く違う人物の写真として使われていることが判明するケースも多いため、DMなどでアプローチされたら調べてみるようにしましょう。
ロマンス詐欺の最新事例を教えてください
恋愛感情を利用して、偽の投資サイトに誘導する「SNS型ロマンス投資詐欺」が激増しています。
最近の主流は、単に「お金を貸して」ではなく、「2人の将来(結婚資金)のために、一緒に投資をして資産を増やそう」と持ちかけてくる手口です。
詐欺師は、ターゲットと親しくなったあとに「必ず儲かる投資がある」「一緒に幸せになるために、投資しよう」などと誘い、偽の投資サイトやLINEなどへ誘導する傾向が高いです。
送金後、信頼させるために数万程度の利益をリターンさせることも少なくありません。
しかし、最終的には「手数料がかかる」「税金が必要」などと言って、高額な金銭をだまし取ります。仮想通貨を悪用するケースも多く見られています。

ロマンス詐欺に仕返ししたい!どうすればいいですか?
ご自身での仕返しや問い詰めは絶対にNGです。
法的な手段でお金を取り戻すことこそが、最大の仕返しになります。
「だまされた、悔しいので詐欺師へ仕返しをしたい」という気持ちは当然ですが、ご自身で仕返しを試みることは絶対にやめてください。
詐欺師は仕返しを試みた被害者に対して、さらに送金を促したり、個人情報をばらまくなど脅迫に発展することがあります。
仕返しをしたい場合は、警察に被害届を提出し、弁護士へ相談して法的な手段で対処することが最も安全で確実な方法です。
まとめ:ロマンス詐欺に引っかかったら、早急に弁護士へご相談ください

ロマンス詐欺は、人間の「優しさ」や「人を信じたいという純粋な気持ち」を無残に踏みにじる、悪質な犯罪です。
決して「騙された自分が悪かった」と、あなた自身を責める必要はありません。
100%悪いのは、巧妙な罠を仕掛けた詐欺グループです。
もしもロマンス詐欺に遭ってしまった場合は、1人で悩まず、できるだけ早く警察や専門家である弁護士に相談することが重要です。
特に弁護士は、警察とは異なり被害の拡大を防ぐためのサポートが可能です。
さらに、法的な手段で被害回復のサポートを行ってくれます。
「詐欺かも」と感じた時点で、まずは信頼できる弁護士へご相談ください。