「インターネット詐欺が多いと聞いたけど本当?」
「よくあるインターネット詐欺の手口ってあるの?」
近年、インターネット詐欺の被害に遭う人が増えています。
実際に「インターネット詐欺でお金を取られてしまった…」「個人情報を取られて家族に迷惑がかかった…」という人も珍しくありません。
この記事では、インターネット詐欺によくある手口や種類をわかりやすく解説します。
弁護士の視点で解説していますので、安心してインターネットを使うためにぜひ最後までご覧ください。
\もしかしたら詐欺に遭ったかもしれない.../
インターネット詐欺とは?

インターネット詐欺とは、インターネットを利用して人を騙し、不正に金銭や個人情報を奪う犯罪行為を指す言葉です。
近年、スマートフォンやパソコンの普及により、インターネットを使った詐欺の手口が多様化・巧妙化してきています。
インターネット詐欺に遭うと、金銭的損失だけでなく個人情報の流出による二次被害にもつながるため、日頃から十分な注意が必要です。
インターネット詐欺の主な種類・手口7選


ここではインターネット詐欺の主な種類・手口を解説します。
偽の通販サイトで商品を注文させて代金だけを取る手口や、フィッシングメールで銀行口座やクレジットカード情報を盗み取る手口など、インターネット詐欺の手口は増えています。
下記の手口は、特に被害件数も多いのでチェックしてみましょう。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、銀行・クレジットカード会社・ショッピングサイトからの連絡を装い、利用者のID・パスワード・クレジットカード情報などの個人情報を盗み取る詐欺のことです。
本物そっくりのWebサイトに誘導し、「アカウントに問題があります」「緊急の対応が必要です」などと不安を煽って個人情報の入力を促します。
▶︎フィッシング詐欺とは?実例と手口5選&絶対に守るべき対策7選 近年、フィッシング詐欺の被害が急増しています。 特に、銀行や通販サイト、宅配業者を装った手口が巧妙化しており、気づかぬうちに個人情報を盗まれてしまうケース[…]
ワンクリック詐欺
ワンクリック詐欺とは、Webサイト上のリンクやボタンを1回クリックしただけで、「有料サービスに登録されました」「料金を請求します」といった架空の請求画面を表示する手法です。
なかには、IPアドレスや端末情報を表示して、「あなたの情報を把握しています」と信じ込ませようとする悪質な例もあります。

ネットショッピング詐欺
ネットショッピング詐欺は、一見すると本物の通販サイトのように見せかけた偽サイトで商品を販売し、購入者からお金を振り込ませる手法です。
「限定セール!今だけ80%OFF!」「在庫限り!即日発送!」などといった魅力的な言葉で誘導し、正規の価格より大幅に安く設定されているように見せかけます。

オークション詐欺
オークション詐欺とは、ネットオークションやフリマアプリを悪用して行われる詐欺行為です。
商品を出品して落札・購入させたあと、代金を受け取ったにもかかわらず商品を送らない、あるいは全く別の物や粗悪品を送るという手口が代表的です。
最近は買い手側を装って「すぐ購入したいから個人で取引しましょう」と誘い、アプリ外で連絡を取らせて詐欺を仕掛けるケースも増えています。

投資詐欺・仮想通貨詐欺
投資詐欺・仮想通貨詐欺とは、「短期間で大きな利益が出る」「必ず儲かる」などといったうまい話を持ちかけてお金をだまし取る手口です。
なかでも、仮想通貨(暗号資産)・FX・未公開株などを装った詐欺がここ数年で急増しています。
「初心者でも毎月30万円の不労所得が得られる」「特別にあなたにだけ案内します」などの誘い文句で信用させて、投資金を振り込ませることが多いです。

SNS・マッチングアプリ詐欺
SNS・マッチングアプリ詐欺は、SNSやマッチングアプリを利用してお金や個人情報をだまし取る手口です。
「国際ロマンス詐欺」と呼ばれる恋愛感情を利用した詐欺行為や、「投資詐欺」と組み合わされたケースなど、実際の手口も多様化しています。
「恋愛感情」「信頼感」「友情」「親切」を装って近づいてくることが多いので、「親しみやすさの裏に詐欺があるかもしれない」という意識を持つことが大切です。
副業詐欺
副業詐欺とは、副業を始めるための初期費用や情報料などをだまし取る詐欺です。
「スマホ1台で誰でも簡単に月収◯万円」「初期費用さえ払えばすぐに稼げる」といった甘い言葉で副業希望者を勧誘し、最初は「相談無料」「完全サポート付き」と安心させます。
実際には稼げる仕組みなど存在せず、払ったお金は返ってこないことがほとんどなので注意しましょう。

「会社で副業が解禁されたので早速始めてみたい!」 「副収入を稼ぎつつ、将来に役立つスキルを身につけたい!」 近年、副業に興味を持つ人が増えています。一方、副業を装った詐欺案件も多く、「だまされた…」「お金だけ取られてしまった…」[…]
インターネット詐欺に共通するポイント

ここでは、インターネット詐欺に共通するポイントを解説します。
以下に該当すると感じたときは、インターネット詐欺を疑ってよいでしょう。
社会的信用の高い組織や芸能人の名を装って騙す
インターネット詐欺では、誰もが知っている有名企業・信頼されている行政機関・有名な芸能人やインフルエンサーの名前が使われることが多いです。
「信頼のある人・組織だから」と安心する人が多く、警戒心を下げさせ、冷静な判断力を奪ってくるので注意しましょう。
実在の企業や芸能人の公式アカウント・正規サイトを装って、非常に精巧な偽ページを作っているケースも増えています。
不安・焦りを煽って即決を求める
インターネット詐欺の多くは、相手に「考える時間」を与えません。
不安を煽り、焦らせて正常な判断ができないように仕向けてくるので注意しましょう。
「このまま放置するとアカウントが凍結されます」「24時間以内に対応しなければ法的措置を取ります」など、いますぐ行動しないと大変なことになると錯覚しそうなときは警戒するのがポイントです。
即時の対応や金銭要求を強いる
インターネット詐欺の場合、「今すぐ対応しなければ大きな不利益がある」と思い込ませて、相手に即時の金銭的対応を強いることがあります。
「未納料金があるため、今日中に支払わないと訴訟になります」「あなたのアカウントが不正利用されています。安全のために課金してください」など、「急いで払わなきゃ」と思わせるのがポイントです。
個人情報や金銭を盗み取るのが最終目的である
インターネット詐欺の最終的なゴールは、お金か個人情報を盗み取ることにあります。
フィッシング詐欺では銀行口座番号やパスワード、クレジットカード番号を盗むこと、ネットショッピング詐欺では購入者の氏名・住所・電話番号・カード情報などを取得して売買することが目的です。
すでに情報を渡してしまった場合は、速やかにカード会社・警察・弁護士・消費者センターに連絡しましょう。
痕跡を残さず逃げる仕組みを持つ
詐欺師は、自分たちの犯行がすぐにばれないよう巧妙な手口で痕跡を消したり、追跡が困難な方法で行動したりすることが多いです。
例えば、支払いを電子マネー・ギフトカード・仮想通貨で求めるのは、追跡や返金が難しいためです。
IPアドレスを隠すためにVPNを使ったり、複数のサーバーを経由してアクセスしたりすることも珍しくありません。

インターネット詐欺に遭ったときの相談先


相談は早ければ早いほどよいでしょう。
ここでは、インターネット詐欺に遭ったときの相談先を解説します。
相談するべきか迷ったときこそ相談することを意識し、被害回復に努めましょう。
警察|被害届の提出
警察では被害届を提出でき、被害の実態が公的に記録されたり、警察の捜査を開始するための第一歩になったりするのがポイントです。
警察に行くのは抵抗があるかもしれませんが、被害届を出すことで初めて公式に動き出します。
詐欺被害は決して恥ずかしいことではなく、正しい対応を取ることで被害拡大を防げるので早めに相談しましょう。
消費生活センター|今後の対応に関するアドバイス
インターネット詐欺に遭ったら、警察への被害届提出と並行して消費生活センターにも相談することをおすすめします。
消費生活センターは、詐欺被害に対して中立的な立場から、具体的な今後の対応策やトラブル解決の方法について専門的なアドバイスを提供してくれます。
弁護士|被害額の回収とやるべきことの可視化
インターネット詐欺の被害に遭ったら、被害額の回収や今後の対応を明確にするために弁護士を活用しましょう。
弁護士は、被害回復に向けた法的手段の代行や損害賠償請求など、具体的な手続きを行ってくれます。
今後やるべきことも明確にできるので、冷静かつ確実に被害回復を目指せるようになります。
インターネット詐欺についてよくある質問

インターネット詐欺についてよくある3つの質問に回答します。
Q:インターネット詐欺に遭ったかもしれません。まず何をすればいいですか?
A:まずは被害の証拠(メール・スクリーンショット・取引履歴など)を保存し、警察や弁護士に相談しましょう。
また、消費生活センターにも相談するのがおすすめです。
Q:怪しいメールやサイトはどう見分ければいいですか?
A:URLが公式と異なる、差出人のメールアドレスが不審、文面に誤字脱字や不自然な日本語がある場合は注意が必要です。
また、リンクや添付ファイルは開かないようにしましょう。
Q:クレジットカード情報を入力してしまったらどうすればいいですか?
A:すぐにカード会社に連絡し、カードの停止や再発行を依頼してください。
具体的な被害額があるときは、弁護士への相談も検討しましょう。
インターネット詐欺に遭ったらまず弁護士へご相談ください
インターネット詐欺は、被害が深刻化する前に迅速な対応が求められます。
被害届の提出や消費生活センターへの相談も大切ですが、最も効果的なのは弁護士への早期相談です。
弁護士は法律の専門家として、被害額の回収や今後の対応策を的確にアドバイスし、必要な法的手続きを代行します。
詐欺被害の対応は複雑かつ精神的な負担も大きいため、1人で抱え込まずに専門家にご相談ください。