スマホ1台でできる「スマホ副業」が注目を集めています。
アンケート回答やポイ活、フリマアプリなど種類はさまざまで、スキマ時間に手軽に始められる点が魅力です。
一方で詐欺を疑う声も多く、実際に被害に遭う方が後を絶ちません。
果たしてスマホ副業は本当に稼げるもので、一体何をするものなのでしょうか。
本記事では、2026年時点におけるスマホ副業の実態を解説します。
怪しい副業の見分け方や被害に遭ってしまった場合の対処法まで解説するので、スマホ副業に興味がある方は参考にしてみてください。
\もしかしたら詐欺に遭ったかもしれない.../
【スマホ副業の実態】詐欺被害が増えていて警察庁も注意喚起している

スマホ副業の広がりとともに、それを悪用した詐欺被害も急増しています。
警察庁が発表した資料によると、副業を名目として現金等をだまし取る手口による被害が目立っており、認知件数は832件、被害額は14.1億円に上っています。
参考:警察庁「令和7年上半期における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」
また警察庁は公式サイトでも副業名目の詐欺について具体的な手口と注意点を公開しており、「手軽に稼げる副業あり」などのSNS上の広告は詐欺の可能性があると明示しています。
参考:警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ「副業を名目とした詐欺」

しかもこれ上半期だけの数字なんですよね?

泣き寝入りしているケースや、被害に気付いていないケースを含めると実態はさらに大きいと考えられます。
「自分は大丈夫」と思っていても、手口は年々巧妙になっていますので注意が必要です。
スマホ副業詐欺の実際の手口と流れ

スマホ副業に関する詐欺の手口には一定のパターンがあり、知っておくだけで被害を防げる可能性が上がります。
警察庁と消費者庁が公表している実例を参考にして、代表的な3つの手口を解説します。
タスク副業を勧めてくる
SNSや動画広告で「動画のスクリーンショットを送るだけで報酬がもらえる」という副業広告を見かけたことはないでしょうか。
具体的には、以下のような流れで行われます。
- 少額の報酬を支払い、本当に稼げるんだと信用させる
- 「さらに高収入のタスクがある」と専用サイトへ誘導する
- そのサイトで暗号資産の取引を勧めて、費用の支払いを請求する
- 支払いに応じると何かに理由をつけてミスの責任を押し付け、補填金名目でさらなる送金を要求する
参加者は最終的に、数万円から数十万円を失う結果になります。

「実際に稼げた」という体験が判断力を鈍らせてしまうのが特徴です。
ネットショップの副業を勧めてくる
SNSで知り合った人物から「元手◯万円で始められるネットショップの副業がある」と勧められるケースです。
アカウントを登録するとサイト上では仕入れ金や収益が表示され、当初は少額の報酬が得られます。
しかしその後「チャージ金が足りないため注文できない」「注文が処理できないと違約金が発生する」などと言われ、追加の送金を繰り返し求められます。

「払わないと損害が出る」という状況を意図的に作り出して、冷静な判断をさせないようにしています。
追加の送金を求められた時点で詐欺だと思ってください。
情報商材を売りつけてくる
SNSや検索広告で「スマホで月30万円稼ぐ方法」「副業で人生が変わった体験談」といった投稿を目にしたことはありませんか?
LINEに誘導した上で「スマホ副業マニュアル」などと称した情報商材を売りつけるのが典型的な副業詐欺の手口です。
数千円から数万円程度の比較的安価なマニュアルを購入させますが、内容はネットで調べれば無料で手に入るような一般的な情報が多い傾向です。
その後「このマニュアルだけでは稼げない」などと電話で勧誘され、数十万円〜100万円以上の高額なサポート契約を迫られることもあります。

一度お金を払った相手に対して「せっかく買ったなら元を取りたい」という心理を利用して、さらに高額な契約を迫ってきます。
一円も払わないようにしてください。
なお、消費者庁は2025年6月にこの手口について公式に注意喚起を発表しています。
参考:消費者庁「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」
消費者金融から借入れをさせてサポート代を払わせてくる
副業ランキングサイトを見たことをきっかけに、副業サポート事業者から高額なサポートプランの契約を勧誘されるケースです。
手持ちのお金がないと伝えると「副業で稼げばすぐに返せる」と言葉巧みに誘導し、遠隔操作アプリを使ってスマホの画面を共有させた状態で消費者金融への申込みを進めさせてきます。
借入れの手続きを業者に操作させてしまうと、後から取り消すことが非常に困難になります。

しかも遠隔操作アプリを使って画面共有をさせてくる時点で完全にアウトです。
見知らぬ相手にスマホの画面を見せることは絶対にしないでください。
なお、消費者庁は2024年2月にこの手口について公式に注意喚起を発表しています。
参考:消費者庁「遠隔操作アプリを用いて、消費者金融業者から高額な借入れをさせる副業サポート事業者に関する注意喚起」
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
【関連記事】副業マニュアルを買ってしまったら|詐欺の手口と被害後の対処法を徹底解説
口コミで見えてきたスマホ副業詐欺の実態

SNSや検索で副業名を調べると、口コミや体験談が大量に出てくることがあります。
しかしその内容をよく見ると、詐欺の実態が透けて見えてきます。
以下で詳しくみていきましょう。
よい口コミが不自然に多い|サクラ・自作自演
「〇〇は稼げる!」「実際に月20万達成しました」などの口コミをよく見ると、投稿日時が集中していたり文章の構成が似通っていたりすることがあります。
これらは業者自身による自作自演か、報酬をもらって書いているサクラによるものの可能性が考えられます。
不自然によい評判ばかりが並ぶ場合は、逆に警戒したほうがいいでしょう。

口コミの量ではなく質を見てください。
「信じていなかったけど稼げた!」「この副業はみんなやるべき」など、抽象的もしくは過剰に勧めるような内容の口コミは信用しないようにしましょう。
少額の報酬で信頼を得てから高額な請求をする
詐欺業者は意図的に少額の報酬を支払い、信用させた上で高額請求に誘導するケースがあります。
「最初に稼げた体験」があると、その後の不審な請求にも「信じてみよう」と応じてしまいやすくなります。
稼げた実感があっても、追加費用を求められた時点で怪しいと思うようにしましょう。

「稼げた」という実績が判断を鈍らせます。
どんな状況であっても、追加費用を求められたら立ち止まるようにしてください。
仕事など元から存在せずマニュアルの中身もペラペラ
怪しいスマホ副業の中には、そもそも仕事自体が存在しないケースがあります。
最初は数千円程度の安価なマニュアル代を支払わせてから「このマニュアルだけでは稼げない。プロのサポートが必要」などと言って電話勧誘を行い、数十万円〜数百万円の高額なサポート契約を迫られることがあるといわれています。
このような場合はマニュアルを売ること自体が目的であり、仕事を提供する気は最初からないと考えていいでしょう。

クレジットカード払いであればカード会社へのチャージバック申請が有効です。
銀行振込の場合は口座凍結の手続きもありますが、すでに引き出されていると難しくなります。
いずれの場合も「買ってしまったから仕方ない」と諦める前に、まず弁護士に相談してください。
怪しいスマホ副業の見分け方|要注意な5つの特徴

「怪しいとは思っていたけど、気付いたときには被害に遭っていた」という相談は後を絶ちません。
被害を防ぐために、怪しいスマホ副業に共通する5つの特徴を押さえておきましょう。
「誰でも簡単」「安全に稼げる」などの怪しい文言がある
「誰でも簡単に」「安全に稼げる」などの文言が広告に並んでいる場合は要注意です。
まともな副業であれば、作業量や難易度に見合った報酬しか発生しません。
対価として成立しない高収入を謳う広告は、詐欺業者が好んで使う典型的な誘い文句です。

大切なのは「何の仕事をして、いくら稼げるか」が具体的に書かれているかどうかです。
初期費用やプラン代を求めてくる
「無料で始められる」と謳っておきながら、登録後に「初期費用」「サポートプラン代」などの名目でお金を要求してくるケースがあります。
始めるためにお金を払わせる時点で、詐欺の可能性が極めて高いと判断してください。

しかも一度払うと「まだ足りない」「次のステップに進むには追加費用が必要」などと請求が続いてしまうこともあるでしょう。
一円も払わないようにしてください。
仕事内容が最初に明示されない
「登録してから説明します」とアナウンスする業者は、仕事内容を明示できない理由があると考えてください。
まともな副業であれば、登録前に仕事内容・報酬額・作業工程などを明確に説明できるはずです。
仕事内容をあいまいにしたまま登録や支払いを急かしてくる場合は、即座に関わりを断ちましょう。

詐欺業者は書面やチャットではなく、電話で説明しようとします。
電話でのやり取りは録音しない限り記録が残りません。
「電話で説明します」と言われた時点で、疑ってかかってください。
LINEやDMに誘導してくる
SNS広告やウェブサイトから、LINEやDMへの移行を求めてくる業者にも注意してください。
LINEやDMはやり取りの記録が残りにくく、業者側がアカウントを削除すれば証拠が消えてしまいます。
また、LINEに誘導した後でさらにTelegramなど見慣れない別のアプリへの移行を求めてくる場合は、ほぼ詐欺だと思っていいでしょう。

LINEで副業の話を持ちかけられたら、まずその業者の会社名や住所を検索してみてください。
調べても何も出てこない、あるいはトラブルの口コミばかり出てくる場合は迷わずブロックしてください。
運営会社の情報が不明瞭になっている
インターネットを通じた取引を行う事業者には、特定商取引法に基づく表記(特商法表記)として、会社名・住所・電話番号などをサイト上に明記する法律上の義務があります。
特商法表記が存在しない業者は論外ですが、注意が必要なのはそれだけではありません。
特商法表記が記載されている場合でも、所在地がレンタルオフィスやバーチャルオフィス、賃貸アパートであるケースも多いのが実態です。
住所が記載されていたら、地図で検索して実在するかどうかを確認する習慣をつけてください。

住所を地図で検索したら雑居ビルの一室やレンタルオフィスだった、電話番号に電話したら繋がらないというケースも珍しくありません。
会社情報が記載されていても油断せず、その中身まで確認するようにしましょう。
怪しいスマホ副業チェックリスト|1つでも当てはまったら要注意

以下の項目に1つでも当てはまる場合は、詐欺の可能性が高いため関わらないようにしましょう。

人は損をしたくないという心理から、一度関わってしまうとなかなか立ち止まれなくなります。
少しでも不安を感じたら、契約や支払いの前に必ず立ち止まってください。
もし被害に遭ったらどうすればいい?スマホ副業詐欺の相談先と対処法

「気付いたときにはすでにお金を払ってしまっていた」という状況でも、諦める必要はありません。
被害に気付いた瞬間から動き始めることで、回収できる可能性が生まれます。
ここでは、被害に遭った場合の相談先と対処法を解説します。
支払いをやめて証拠を保存する
被害に気付いたら、まず追加の支払いを一切やめてください。
「あと少しで報酬が受け取れます」という言葉は、詐欺業者の常套句です。
支払いを続けるほど被害が拡大する可能性が高まります。
同時に以下の証拠をすぐに保存してください。
- LINEやSNS・メールでのやり取りのスクリーンショット
- 振込の明細・支払い履歴
- 業者のウェブサイトやランディングページの画面
- 相手のSNSアカウント・電話番号・メールアドレス

「証拠がない」と思い込んで諦める前に、まずスマホの中を確認してみてください。
消費生活センターに相談する
証拠を保存したら、消費生活センターへの相談を検討してください。
消費生活センターでは、被害状況の整理や次のステップへのアドバイスを無料で受けられます。
消費者ホットライン「188(いやや)」に電話するだけで、最寄りの消費生活センターにつながります。
ただし消費生活センターは相談・助言を行う機関であり、返金交渉や法的手続きは行いません。

「次に何をすべきか」の方向性を示してくれる場所と考えてください。
実際に返金を目指すなら、弁護士と連携して動くようにしましょう。
被害額が大きい場合は弁護士に相談する
消費生活センターへの相談だけでは解決の見通しが立たない場合や被害額が大きい場合は、弁護士への相談を検討してください。
弁護士であれば、相手方の特定・返金交渉・法的手続きまで一貫して対応できます。
「もう手遅れかもしれない」と感じていても、早めに相談することで取れる選択肢が増える場合があります。

詐欺被害に遭って手元にお金がない状況でも、費用を気にせず相談していただけます。
「返金できるかどうかわからない」という段階でも構いませんので、まずは一度ご相談ください。
スマホ副業に関するよくある質問

スマホ副業に関するよくある質問と、その回答をまとめました。
スマホ副業って怪しい気がするのですが本当に大丈夫ですか?
スマホ副業のすべてが詐欺というわけではないので、見極めができれば大丈夫です。
ポイントサイトやアンケートモニター、クラウドソーシングなど安全に稼げる副業は実在します。
ただし詐欺的な案件が多く混在しているのも事実です。
本記事で紹介した「怪しいスマホ副業の5つの特徴」と「チェックリスト」を参考に、始める前に必ず確認するようにしてください。
本物の副業は、お金をもらうものです。
始めるために何らかの費用を求めてくる時点で、疑ってかかってください。
在宅で行えるデータ入力のスマホ副業って本当に稼げるのでしょうか?
稼げますが、大きな収入は期待しにくいというのが正直なところです。
データ入力は1件あたり数円〜数十円程度が一般的な報酬単価で、スキマ時間にコツコツ取り組むお小遣い稼ぎとして現実的な副業といえます。
クラウドワークスやランサーズなど、実績のあるクラウドソーシングサービス経由であれば安全に取り組めます。
一方で「データ入力で月10万円」「在宅で簡単に高収入」などを謳う案件は詐欺の可能性が高いため注意が必要です。
収入を増やしたい場合はクラウドソーシング上でライティングやデザインなど単価の高い案件に挑戦していきましょう。
スマホ副業の口コミ・体験談でよく見られるのはどんな声ですか?
大きく分けると「稼げた声」と「被害に遭った声」の2つの傾向があり、具体例は以下のとおりです。
| 稼げた声 | ・ポイ活で月数千円コツコツ稼げている
・クラウドワークスのライティングで少しずつ収入が増えた |
| 被害に遭った声 | ・最初は稼げたのに突然追加費用を請求された
・マニュアルを買ったものの、中身がなかった ・LINEで誘導されてお金を取られた |
「人生が変わった」「師匠のおかげです」といった感情的な内容ばかりの高評価口コミはサクラの可能性が高いです。
被害報告の口コミの方が具体的な内容が多く、参考になるケースが多いです。
テレビで紹介されたスマホ副業はありますか?
ポイ活やアンケートモニター、フリマアプリなどのスマホ副業は、テレビの情報番組で取り上げられたとの情報があります。
ただ、テレビで紹介されたからといって安全とは限りません。
詐欺業者の宣伝文句として使われるケースがあるので注意しましょう。
その言葉を信じるのではなく、運営会社の情報・仕事内容・費用の有無を自分で確認しましょう。
どんな副業であっても、始める前の確認を怠らないようにしてください。
スマホ副業詐欺に遭って困っている方は大地総合法律事務所にご相談ください

スマホ副業の中には本当に稼げる安全なものもありますが、詐欺的な案件が多く混在しているのが実態です。
「怪しい」と感じた直感を大切に、本記事で紹介した5つの特徴とチェックリストを参考に、被害を未然に防いでください。
万が一被害に遭ってしまった場合でも、諦める必要はありません。
被害に気付いた瞬間から動き始めることで、回収できる可能性が生まれます。
大地総合法律事務所は、詐欺被害案件を主要な取扱分野に据えた弁護士事務所です。
相談料・着手金は無料で、完全成功報酬制を採用しています。
詐欺被害に遭って手元にお金がない状況でも、費用を気にせず相談していただけます。
また、オンライン面談にも対応しているため、全国どこからでもお問い合わせください。
「返金できるかどうかわからない」「被害額が少ないから相談しにくい」という段階でも構いません。
まずは一度、お気軽にご相談ください。