「競艇は稼げる」「簡単に勝てる」などの言葉をSNSやネットで目にして不安になったことはありませんか?
結論からいえば、競艇で安定して稼ぐことは仕組み上極めて難しいのが実情です。
にもかかわらず、SNSでは「稼いでいるように見える人」や「競艇投資家」を名乗り、結果的に高額なサロンや情報商材へ誘導されるケースも見受けられます。
本記事では「競艇で稼げる」という話は嘘なのか本当なのか、競艇投資の実態と被害に遭ったときの対処法を解説します。
競艇投資で後悔しないためにもこれ以上被害を広げないためにも、参考にしてください。
\もしかしたら詐欺に遭ったかもしれない.../
「競艇で簡単に稼げる」はほぼ嘘!負ける仕組みと稼げない理由を解説


勉強すれば勝てるギャンブルなのかなと正直思ってしまうんですが、本当なんですか?
ただ競艇は仕組みそのものをみると、長期的に安定して稼ぐことが難しい構造になっています。
感覚ではなく、ルールや数字の面から確認していきましょう。
競艇が「稼げそう」に思える一方で、なぜ多くの人が負けてしまうのでしょうか。
ここでは、競艇の還元率やオッズの仕組み、レース特性などを踏まえながら、競艇で簡単に稼ぐことが難しい理由を順番に解説していきます。
還元率が低く数学的に負ける設計になっている
競艇は還元率が低く、おおよそ75%前後といわれているため数学的には負ける設計になっています。
参考:e-Gov 法令検索「モーターボート競走法(15条)」
購入された舟券の総額のうち約25%は最初から運営側に差し引かれ、残りの75%を当たった人たちで分けるため、どれだけ予想を工夫したとしても全体としては参加者全員が負ける(参加者全員の合計収支がマイナスになる)構造ができています。
短期間で偶然勝つことはあっても回数を重ねるほどこの差は積み重なるので、継続的に勝ち続けて安定して利益を出すのは非常に難しいのが実情です。
短期的な勝ちと、長期的に安定して稼げるかは別物だと理解しておきましょう。
当たりやすくみえるが回収率が上がらない構造になっている
競艇はほかの公営ギャンブルと比べて出走人数が少ないため「当たりやすい」と感じる方が多い競技ですが、実は回収率が上がらない構造になっています。
競艇では人気の買い目ほどオッズが低く設定されるため、当たったとしても配当が小さくなりがちです。
結果として、何度も的中しているのにトータルではマイナス収支になっているケースが珍しくありません。
回収率という視点で全体を見ましょう。
1コースが勝ちやすいため妙味が生まれにくい
1コース(インコース)が圧倒的に有利なのが競艇の大きな特徴です。
しかし、多くの方が同じように1コース中心で舟券を購入するためオッズは自然と低くなり、的中しても配当は控えめになります。
勝率の高さと回収率の高さは別なことは知っておきましょう。
偶然に左右されやすく安定して勝つ方法は存在しない
競艇はデータや過去成績をもとに予想できる側面がある一方で、偶然の要素が強く影響するため安定して勝つのが難しい競技です。
短期間で連続して勝つことはあっても、ある時点で大きく負けが重なることも珍しくありません。
運に左右される割合が大きいため、長期的には収支がマイナスになる可能性が高くなります。
安定した収入源として考えるのは現実的ではありません。
SNSの競艇投資家は本当に稼いでいるのか?その正体と収益モデルを解説


「競艇投資家」と名乗っている人も多いですし、本当に競艇だけで稼いでいる人もいるんでしょうか?
ただ、実際には投稿内容と本当の収益構造が一致していないケースも少なくありません。
競艇で稼いでいるように見える理由を、整理してみましょう。
SNS上の競艇投資家が、実際にどこから収入を得ているのかは投稿だけでは分かりません。
ここではSNSでよく見かける競艇投資家の実態や、競艇以外で利益を得ている可能性のある収益モデルを解説します。
SNSでは勝った日だけが投稿されるため実際の収支は分からない
SNSで見かける競艇投資家の投稿を見ると、高額配当の的中画像や「今日も勝ちました」といった報告が目立ちます。
しかし、こうした投稿は勝った結果だけを切り取って掲載している場合がほとんどです。
SNS上では負けた日の舟券や資金が減っている状況が投稿されることはほとんどなく、実際にいくら使ってどれだけ負けているのかは分かりません。

SNSの情報は参考程度にとどめておきましょう。
競艇そのものではなくサロン・情報商材・広告収入で利益を得ているケースが多い
SNS上で「競艇で稼いでいる」と発信している人の中には、競艇の勝ち負けそのものではなく以下のような収益源から利益を得ているケースが少なくありません。
- 競艇投資サロンの運営
- 有料予想の販売
- 情報商材の提供
X(旧Twitter)やInstagramでフォロワーを集め、LINE登録や専用サイトへ誘導します。
そこから月額制のサロンや高額な予想プランを案内する流れは、投資・ギャンブル分野ではよく見られる手法です。
この場合、運営者の収入は舟券の的中とは関係なく、参加者が支払う利用料によって安定的に確保されます。
また、フォロワー数が増えることで、広告案件やアフィリエイト収入を得ている場合もあります。

何によって利益を多く得ているのかはじっくり見極めることが必要です。
高額的中のスクショや豪華な生活アピールは演出として使われやすい
SNS上では高額的中のスクリーンショットや、高級車・高級時計・旅行の写真など華やかな生活を強調する投稿が目立つことがあります。
ただこれらが、実際の収支や生活実態を正確に反映しているとは限りません。
的中したレースだけを選んで掲載したり過去の画像を繰り返し使ったりすることで、あたかも常に勝ち続けているかのように見せることは可能です。
このような演出は、見る側の期待や不安につけ込み「この人についていけば稼げるのではないか」と思わせる目的で使われることがあります。
その人が実際に競艇で継続して利益を出しているかは、投稿内容だけでは判断できません。
こんな競艇投資話には要注意!怪しいサイトやサロンを見抜くチェックポイント

SNSを見ていると競艇の予想サイトとかサロンの案内があるのですが、正直、どれが安全なのか見分けがつかなくなってきました。
ただ、怪しいサービスには共通する特徴がありますので、覚えておくだけで不要なトラブルは避けやすくなります。
競艇投資に関するトラブルの多くは、事前にチェックしていれば防げたケースが多いです。
ここからは、怪しい競艇予想サイトや投資サロンを見分けるために最低限確認しておきたいポイントを解説します。
特定商取引法に基づく表記や運営会社情報があいまいになっている
競艇予想サイトや投資サロンを利用する際には、特定商取引法に基づく表記や運営会社情報があいまいでないか確認しましょう。
怪しい競艇予想サイトや投資サロンには、必要とされる以下のような情報が十分に記載されていないケースが見受けられます。
- 運営会社名が個人名のみ
- 所在地が番地まで書かれていない
- 電話番号がなく、問い合わせがLINEだけ
- 返金や解約に関する説明がほとんどない
このような状態では、トラブルが起きた際に誰に対して責任を追及すればよいのか分からなくなることがあります。
特定商取引法に基づく表記は、形式的に置かれていればよいものではありません。
内容が具体的で、実在する事業者かどうかを確認できるかが重要です。
情報があいまいな時点で、そのサービスを利用すること自体がリスクになると考えたほうがよいでしょう。
運営者が特定できないサービスは、利用を避けたほうが無難です。
「勝率90%」など極端に高い数字を掲げている
「勝率90%」「再現性100%」など極端に高い数字を前面に出した宣伝は一見すると魅力的ですが、表現には注意が必要です。
競艇はレースごとに条件が異なり、選手や水面状況・展開によって結果が大きく左右されます。
そのため、長期間にわたって高い勝率を維持すること自体が現実的ではありません。
数字の根拠や計算方法が示されていない時点で、信頼性には疑問が残ります。
冷静にみると、数字だけが一人歩きしており、実態がともなっていないことも多いと言えるでしょう。

極端に高い数字は、不安を抱えている人に「自分も簡単に稼げるかもしれない」と思わせるための材料として使われているのです。
無料予想から高額プランへ強く誘導するサービスを提供している
「まずは無料で試せます」として無料予想を提供し、その後すぐに高額な有料プランやサロンへの参加を勧めてくるケースがあります。
料金が高額であるにも関わらず具体的な予想根拠や実績の説明が十分でなかったり、解約方法や返金の要件が分かりにくかったりするケースも少なくありません。
結果として期待していた成果が得られず、トラブルに発展することがあります。
無料であることだけを理由に安心せず、その先にどのような契約内容や費用が待っているのかを事前に確認しましょう。
解約方法や返金の要件が明確でない場合は、購入を慎重に判断しましょう。
借金やカード枠の利用を勧めてくる
怪しい競艇投資話の中には、借金やクレジットカード枠の利用を勧めてくるケースがあります。
競艇は結果が不確実であり、必ず勝てる保証はありません。
にもかかわらず、借入れやカード決済を前提に話を進めるのは、利用者側のリスクを一切考慮していない対応です。
投資やギャンブルにおいて、借金を前提に資金を投入すること自体が大きなリスクです。

このような提案が出た時点で、そのサービスとの関係を見直す必要があるでしょう。
問い合わせがLINEのみで会社の所在地が分からない
問い合わせ手段がLINEのみで、会社の所在地が分からないケースが少なくありません。
公式サイトを見ても電話番号やメールアドレスの記載がなく、会社の所在地についても具体的な住所が確認できないことがあります。
LINEは手軽な連絡手段ですが、一方的にブロックされたりアカウントを削除されたりすると、それ以上やり取りができなくなります。
問い合わせがLINEのみで会社情報が確認できないサービスについては、利用自体を慎重に検討してみてください。

問い合わせ手段がどうなっているかは、利用前に必ず確認しましょう。
「競艇投資で騙されたかもしれない」と感じたときに今すぐ取るべき対処法


こういう場合って、もう手遅れなんでしょうか?
慌てずに今やるべきことを行っていきましょう。
競艇投資に関するトラブルは、初動の対応次第で被害の広がり方が大きく変わります。
ここからは、騙されたかもしれないと感じたときに今すぐ取るべき行動を具体的に解説します。
追加でお金を支払わない
もうこれ以上追加でお金を支払わないようにしてください。
追加で支払ったからといって状況が好転する保証はなく、被害額が膨らんでいくだけの結果になることも多いです。
騙されたかもしれないと感じた時点で、これ以上お金を出さないことを最優先に考える必要があります。
これ以上の入金を求められた場合は、きっぱり断りましょう。
クレジットカード会社や決済サービスに支払い停止を相談する
競艇投資に関する支払いをクレジットカードや各種決済サービスで行っている場合は、できるだけ早くカード会社や決済事業者に連絡しましょう。
状況によっては、支払いの停止やチャージバックの対応を検討してもらえる可能性があります。
時間が経ってしまうと対応が難しくなることもあるため、気付いた時点ですぐに連絡してください。
契約時の説明内容や請求画面、やり取りの履歴などを整理して伝えると状況を理解してもらいやすくなります。
国民生活センター(188)などの公的機関に相談する
国民生活センターや消費生活センターなどの公的機関に相談することも有効な手段です。
「188」に電話をかけると最寄りの消費生活センターにつながり、状況に応じたアドバイスを受けられます。
公的機関への相談は被害が確定していなくても利用できるため、違和感を覚えた段階で相談することに意味があります。
第三者に状況を整理してもらうことで、適切な対応を取りやすくなります。
状況が複雑な場合や返金が難しい場合は早めに弁護士へ相談する
当事者同士のやり取りだけでは解決が難しい場合は、早い段階で弁護士に相談してみてください。
弁護士に相談することで契約内容ややり取りを法的な観点から整理し、返金請求が可能かどうか判断してもらえます。
また、今後どのように対応すべきかについても、具体的な見通しを立てられます。
判断を先延ばしにしてしまうと時間の経過とともに対応が難しくなることが多いため、被害が拡大する前に弁護士のアドバイスを受けることも検討しましょう。
現在の状況を整理するだけでも、弁護士に相談する意義はあります。
競艇投資に関するよくある質問


よくある疑問について、整理して教えてもらえますか?
ここでは、相談の中でも特に多い質問について、事実関係を踏まえてお答えします。
競艇投資についてはインターネット上にさまざまな情報があふれていますが、中には誤解や思い込みに基づいたものも少なくありません。
ここからは競艇投資に関するよくある質問を取り上げ、その回答をまとめます。
競艇投資で確実に儲ける方法はありますか?
競艇投資で確実に儲ける方法はありません。
競艇はレースごとに条件が変わり、結果を事前に完全に予測することはできない仕組みになっています。
一時的に勝つことや短期間で利益が出ることはありますが、それが長期間にわたって安定して続くとは限りません。
どれだけデータや予想手法を用いたとしても、常に同じ結果を出し続けることは難しいでしょう。
また、競艇は本質的にはギャンブルであり、元本や利益が保証されるものではありません。
確実に儲かることを前提にしたサービスや勧誘には、注意が必要です。
確実性を謳う話は、まず疑って考えましょう。
競艇で稼いだお金は確定申告が必要ですか?
競艇で得た利益については、場合によっては確定申告が必要になります。
競艇の払戻金は給与所得ではなく、原則として「一時所得」に該当すると考えられています。
払戻⾦に係る一時所得の計算方法は、以下のとおりです。
- 払戻金に係る年間受取額を計算する(①)
- 払戻金に係る年間投票額を計算する(②)
- ①ー②-50万円した金額を計算する(③)
- ③×1/2した金額を計算する
※ 外れ投票分(払戻金のない投票)は受取額・投票額に含めない
参考:国税庁「払戻金の支払を受けた方へ(リーフレット)」
一時所得には、年間50万円の特別控除があります。
そのため、競艇による利益(払戻金から舟券購入費を差し引いた金額)が年間50万円を超える場合には、確定申告が必要になる可能性があります。
また、確定申告が必要であるにも関わらず申告をしていない場合、後から税務署から指摘を受ける可能性もあります。
インスタで有名な競艇投資家は本当に稼いでいるんですか?
本当に稼いでいるかどうかは、投稿内容だけを見て実態を判断できません。
勝ったレースや高額配当の結果、華やかな生活を切り取った写真が中心に投稿される傾向がありますが、負けた日の結果やトータルでの収支が示されることはほとんどありません。
そのため、実際には利益が出ていなくても、稼いでいるように見せることは可能です。
また、競艇による利益ではなく、サロン運営や有料予想の販売などから収益を得ているケースもあります。
Instagramの情報は参考程度にとどめ、それだけを根拠に判断しないようにしましょう。
投稿だけで稼いでいると判断するのは避けたほうがよいでしょう。
競艇投資サロンに入れば稼げるようになりますか?
競艇投資サロンに入ったからといって、必ず稼げるようになるわけではありません。
サロンの予想に従ったとしても、負けが続くことやトータルでマイナスになることは十分にあり得ます。
サロンに入るかどうかを判断する際は、入れば稼げる前提ではなく費用に見合う内容なのかリスクを理解したうえで納得して入りましょう。
少しでも不安や違和感がある場合は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
競艇投資で被害に遭って困っている方は大地総合法律事務所にご相談ください

競艇投資に関するトラブルでは、返金を求めたいが相手と連絡が取れないままどこに相談すればよいのか分からなくなるケースも少なくありません。
被害の状況や契約内容によっては、返金請求や支払い停止など法的な対応を検討できる可能性があります。
やり取りが複雑になっていたり相手方が所在不明になっていたりする場合には、早い段階で弁護士に相談しましょう。
大地総合法律事務所では、詐欺被害をはじめとしたトラブル解決に注力しています。
事前に弁護士と直接話せる機会を用意していますので、安心してご相談ください。
初回相談は無料です。
詐欺被害のことでお悩みの方も、お気軽にお問い合わせください。