「ただの間違いメールから詐欺が始まるって本当…?」
「本当の間違いメールと詐欺目的の間違いメールは、どう見分ければいいの?」
近年、間違いメールを装って接触してくる詐欺の手口が増えています。
善意で会話を続けているうちに、いつの間にか詐欺に遭ってしまうケースも少なくありません。
本記事では、間違いメール詐欺の代表的な手口を解説し、本物の間違いメールとの見分け方についても紹介します。
間違いメール詐欺が不安な方は、ぜひご覧ください。
\もしかしたら詐欺に遭ったかもしれない.../
間違いメール詐欺とは

間違いメール詐欺(誤送信詐欺)とは、「〇〇さんではないですか?」「宛先を間違えてしまいました」など、自然な間違いメールを装って会話に誘導し、最終的にお金・個人情報・ギフトカード番号などをだまし取ったり、詐欺サイトに誘導したりする詐欺手口です。
一見すると偶然の誤送信のように見えますが、実際には相手が返信することを狙った巧妙な仕掛けをしています。

ある程度仲が良くなると、投資詐欺やロマンス詐欺などを仕掛けてきます。
間違いメールから詐欺被害に遭うまでの具体的な流れ

ここでは、間違いメールから詐欺被害に遭うまでの具体的な流れを解説します。
①「〇〇さんではないですか?」など間違いメールが届く
間違いメール詐欺の始まりは、非常にシンプルです。
まずは、「誤送信を装ったメッセージ」から始まります。
- 「〇〇さんではないですか?」
- 「〇〇さん、この前の件どうなりました?」
- 「番号変えたら連絡取れなくて…。このアドレスで合ってる?」
- 「あれ?間違えたかな?すみません」
- 「久しぶり!元気にしてる?」
上記のような、「一見ただの誤送信に見えるメール」を送って返信を待ち、会話の糸口をつかめる人を探します。
②会話のラリーがしばらく続く
間違いメールへの返信が返ってきても、相手がすぐに目的を明かすことはありません。
むしろ、自然な会話を続けて「普通の人」を演じながら、信頼関係を築こうとします。
- 「優しいですね。わざわざ返信ありがとうございます」
- 「せっかくだし少しお話ししませんか?」
- 「普段はどこに住んでいるんですか?」
- 「趣味は何ですか?最近疲れてて…話せてうれしいです」
上記のように雑談を続ける中で、性格・生活状況・孤独感・金銭感覚を探ってくるので注意しましょう。
③信頼を獲得して投資・副業・恋愛話へ
しばらく雑談が続いたあと、詐欺の話に少しずつ誘導してきます。
- 「実は最近、投資を始めて人生変わったんです」
- 「信頼できる先生がいて…先生がいなければどうなっていたことか…」
- 「副業で月30万くらい稼げているので、生活には余裕があるんです」
- 「スマホが使えなくなるので、一時的にサイトでやり取りをしたい」
など、身の上話をする形式で少しずつ投資・副業・恋愛・占いなどの話をもちかけてきます。
④金銭・個人情報の要求
信頼関係が築けたと思わせたところで、いよいよ相手は「お金」や「個人情報」を要求してきます。
- 「今のままだと将来が心配ですよね」
- 「資産を守るための方法があるんです」
- 「この投資は最初に5万円だけ必要です」
- 「安全な取引所を教えるので安心です」
と誘い、少しずつ金銭や情報を引き出してくるのが特徴です。
⑤間違いメール詐欺だと発覚
送金したお金が戻らなかったり急に連絡が途絶えたりすることで、ようやく詐欺だと気付くケースがほとんどです。
「怪しい」「詐欺だ」と気付いたタイミングではすでに時遅く、相手と連絡が取れなくなっていることも多いです。

本物の間違いメール?詐欺?見抜くポイント


大切なのは、詐欺メールかどうかを見抜くことです。
ここでは、本物の間違いメールと詐欺メールを見抜くポイントを解説します。
急に親しげな会話に発展する
本当に「間違いメールを送ってしまっただけ」の人なら、誤送信に気付いた時点で会話はすぐ終わります。
ただし、間違いだと気付いてからも親しげな会話が続くときは要注意。
相手は距離を一気に縮めて「信頼させること」を目的にしているため、不自然に親しげな態度を取ってくることが多いです。
外部アプリへ誘導して会話を続けようとする
他のメッセンジャーアプリやSNSに誘導したり、外部サイトへの登録を迫ってきたりするときも警戒しましょう。
なかには、「身元を隠せる」「匿名で使える」というアプリも存在します。
間違いメールは、架空の投資サイト・マッチングサイトへ誘導する土台として使われることも多いです。
投資や副業の話題が出る
間違いメール詐欺の最終目的の1つに、「相手からお金を引き出すこと」が挙げられます。
そのため、投資・副業など、お金を増やすことに関する話題が出てくるのも特徴です。
「あなたにもチャンスを分けたい」「師匠から教わった方法なんだけど、とても安全で確実」など、親切心でのアドバイスのように伝えられても警戒しておくとよいでしょう。
「会って話そう」「通話しよう」など距離感を縮めようとする
まだお互いをよく知らない段階にもかかわらず、突然「会いませんか?」「通話しようよ」と提案してくるのは、典型的な「危険サイン」です。
また、親しくなったと思っても、相手の素性を本当に理解しているか自問自答することが大切です。
間違いメール詐欺に遭わないようにする対策


詐欺だけ警戒しておけばよいのでは?

ここでは、間違いメール詐欺に遭わないようにする対策を解説します。
間違いメールだと分かった段階ですぐに返信を辞める
間違いメールだと分かった時点で、それ以上やり取りを続ける理由はありません。
すぐに返信をやめ、「知らない相手からのメッセージに深入りしない」ことを意識しましょう。
LINEや外部アプリでの連絡先交換をしない
LINEや外部アプリでの連絡先交換は、絶対に避けましょう。
アプリによっては、詐欺行為がバレにくく、アカウントの削除や逃亡が簡単になるツールも存在します。
メールアドレスや電話番号を変更する
相手に自分の連絡先を知られたままでいるのが気持ち悪いと感じる場合、メールアドレスや電話番号の変更を検討しましょう。
また、詐欺師同士で連絡先を売買していて、似たような詐欺に遭うケースも否定できません。
別の人物から何度も連絡がきて疲弊する前に、連絡先ごと変えてしまうのが安心です。
間違いメール詐欺に関するよくある質問

間違いメール詐欺についてよくある3つの質問に回答します。
Q1.本当の間違いメールだったとしたら、無視するのは失礼では?
絶対に連絡を取りたい相手であれば、万が一返信がなくても知人を経由して連絡してくるなど、他の手段を検討するものです。
返信がなくても「届いていないのかな?」程度で終わり、しつこく連絡してくることはほぼありません。
送信者の正体がわからない段階で返信するのは危険と捉えましょう。
Q2.一度返信してしまいました。どうすればいいですか?
今すぐやり取りを中止し、以降は一切返信しないようにしましょう。
1通返信しただけですぐに被害が生じるわけではありませんが、これ以上やり取りを続けると、詐欺に巻き込まれるリスクが一気に高まります。
Q3.お金を要求されたらどうするべきですか?
一切の返信をせず、連絡を絶つのが安全です。
「今回は遠慮しておきます」「不安なのでやめておきます」などの返信も不要です。
どんな理由でも、お金を払う必要はまったくありません。
まとめ|間違いメール詐欺に遭ったら弁護士に相談しよう
間違いメール詐欺は、誰にでも起こり得る身近な犯罪です。
最初は「ただの誤送信」から始まるため警戒心を持ちにくく、気付いたときには投資話や金銭要求に巻き込まれていた、というケースも少なくありません。
被害が疑われる場合は、弁護士へ相談することが解決への糸口となります。
もし金銭や個人情報を取られてしまった後でも、返金の可能性や相手への対応方法を具体的に示せるのでお気軽に弊所にご相談ください。